本当に・・よかったのか???
風太(ふうた)は、変わらず
箱の中から出ては来ませんでした・・
ご飯も食べず、トイレにも出ては来ませんでした・・
3日・・4日・・が過ぎ・・
保護?してから、5日も過ぎようとした頃
「私は・・何をしているんだろう???」と
「ここで、風太(ふうた)が死んでしまったら・・
本末転倒だろう???」っと・・・
彼等が来てから、毎日悩みました・・・
何時も、先住犬・猫達に何かされないか・・
心配で・・・うちの子は何もしない・・・っと
信じてはいるものの・・・やはり・・・
心配でした
毎晩、彼等(特に風太(ふうた))を見ていた
私の頭の中に出てきたのは
「アルプスの少女・ハイジ」でした
彼女が、フランクフルトへ連れていかれ
余りのホームシックで(夢遊病)になったシーンでした・・
野良猫と彼等を思う人間の関係
彼等にとって、私は
(ご飯をくれる大丈夫な人間)だったのでしょう・・
今まで通り
「野良猫と餌をくれる人間」の関係が良かったのでは??
と、二匹を見ながら毎日思い悩みました・・・
が・・・星雲(Lala)は、
「人に飼われた事があるんじゃぁないかなぁ~?」と
人間と暮らしていた事を思わせる行動がありました
ただ・・・
風太(ふうた)については
生まれも・育ちも野生だったんだなぁ~っと
本当に感じました・・・
実のところ・・私にも事実は解りませんが・・
でも・・
一つ解ったことは
人間にとっての快適さが、彼にとって必要ではなく
逆に、恐怖と絶望を与えることがある・・・
と、言う事を知りました・・・・
「野生」で生まれ育ったものは
そこに戻るのが一番いい事ではないかなぁ~と
再び・・外の世界へ・・
5日目になろうとした早朝
私は眠れずに、風太(ふうた)を
ずっと見つめていました・・・
すると、明け方3時過ぎ頃
初めて顔を出し
悲しい声で
「ワオー!!ワオー!!」と鳴きました・・・
私は
「風太(ふうた)は限界なんだ・・・」と
悟りました・・・
5日目の朝6時、家のガレージに彼を放ちました・・
「このまま、ここで外猫でいてくれたら・・」と
願っていました
保護団体の方々や保健所の方々にとっては
クレームですよね・・・すみません・・・
毎日、朝晩ご飯を置いていましたが
食べに来ている様子はなく・・・
放した日から
毎日、家の周りや道路を見て回っていました・・・
猫にもあるんです
帰省本能が!!!
風太(ふうた)を放してから
2日程過ぎた頃
友人から
「風太(ふうた)ご飯食べにきてるぅ~?」と
メールがありました
「食べに来てる様子がないんだぁ~」と
返信すると
「いつもご飯あげてたところに
風太(ふうた)に
そっくりな猫がいる!!」
との事でした
私もビックリと「生きてた~」と言う安堵感がありました
友人も確認してくれ、写真を送ってくれました!!!
その後・・・
星雲(Lala)は・・・
今も、家で元気に過ごしています
・・が・・
やっぱり先住犬・猫には
かなり気を使っている様子が伺えます・・
時々、悲しそうな瞳で
外を眺めている事があります・・・
そんな時は・・ただ抱きしめています・・・
風太(ふうた)とは
以前と同じように
「野良猫と大丈夫な人間」の関係を
続けています
少し変わったことと言えば・・
彼が近づいてくれる様になった事!?
彼を抱っこ出来る様になった時に
彼を再度家へ迎え入れたいと思います
そ・・し・・て・・
私がこれ以上動物を飼うことも終わりになります
個人には
必ず限界があり
自分の年齢から彼らの年齢を考えなければ
本当の意味での救済にはならないと
私は思います・・・・・
彼等の人生は
15~20年で人間の1/4です・・・
・・・が・・・
保護する貴方が何年生きるのか??
最低・・食べさていく事が出来るのか??
最低限の処置として・・・・
「避妊」や「去勢」する事を
行っていけるのか・・・・・
彼等は物を言いません・・・・
だから・・私達人間が考えなければ
ならないのではないでしょうか?????
お願いします・・・
犬・猫の「去勢」「避妊」を
義務付けしてください!!!!
そして、動物虐待や殺処分のない世の中に
なってください!!!
・・・野良猫の「リリース」活動
Fin・・・
エピローグ
彼等の子供達は
今、友人の家族として
幸せに暮らしていますよ( ´∀` )