殺処分とは??生まれた犬・猫の運命は??第  一章 NO4

5:元気なおじいちゃん??

家にきて、2~3ヶ月過ぎたころの力(リッキー)です。
この頃には、体重も20Kg 越して
うっすら体毛も生えてきました。
       ( ´∀` )

退院後、力(リッキー)は、不思議そうに
私達や家の中を見回していたことを思い出します。
一番印象に残っているのは・・・
匂いかな~・・・
(消毒液と公園で住んでいるレゲーのおじさん達の
混ざった様な・・複雑な香りがしていましたよ。
1年程・・この香りは消えなくて
暇さえあれば、洗っていました。。。)
こんな状態ではありましたが、
食欲はすご~くありましたよ(笑)
一週間後の再受診日
体重も15~19Kgへ増えていて
「わ~~なんか・・元気なおじいちゃんになってる~!!」
と、病院のスタッフも喜んでくれました。
「もう、、立てないか・・と思ってましたよ・・」
「歩けるようになって、本当に良かったですね~」と
Drもスタッフも言ってくれました。
ただ・・
フェラリアは健在していて、お薬は必ず継続して内服し
半年後再検査をするように言われました。。。

↑力(リッキー)  犬夜叉(いぬやしゃ)→
すぐに仲良くなってくれました。。。
なんとなく・・
境遇が似ていたのでしょうね・・・

体重は増えてきたけど・・・

でも、やっぱり首輪はブカブカで
仕事中は、犬夜叉と一緒に外へ繋げていました。
   が・・・
夕方、帰ってくると、リードと首輪だけが
まるで、事件現場の様に残っていました。
「力(リッキー)!!力(リッキー)!!」と
ほぼ、毎日呼び返ししていましたよ。
名前はすぐ憶えてくれていたようで
ヨタ~ヨタ~と2ブロック先ぐらいから
ゆっくり歩いて帰ってきましたよ。
「田舎でよかった~・・」と
本当に思いましたよ。(笑)
「早く、頭が抜けないぐらい大きくなってくれぇ~」と
思っいながら笑っていました。。。

6:現実にあったこと・・・・

12年前・・・
山原(やんばる)で住んでいたところです。
この前に、力(リッキー)は・・
落ちていました・・・

価値観と文化の違い

犬夜叉(いぬやしゃ)もそうですが
沖縄では、今でも「畜生」と言う考え方が多いようです・・
皆がそうではないのですが・・
特にお年寄りは「犬は番犬!!鳴けばいい!!」と
思っている人が、まだまだ多いのは事実です。
だから、ずっと括りっぱなしで散歩も行かず
躾もせず「ただ人が来れば吠える」だけの生き物です。
実際、現在でも
豚・鳥・牛・山羊等
畜産業は多いです。
昔から・・
それらを守るために使ってきたのでしょう・・・
文化ですから、それは十分に理解できます。

不要なら・・・・・


保健所への引き取り
(主又は主不明の犬の引き取り)は、
3年前でもワースト7位・殺処分ではワースト4位です。
猫はもっと酷いワーストで・・
猫は年2回の繁殖期があります。
一回の繁殖で4~5匹は生まれます。。
子猫から殺処分されています。。。。。

皆さんは、この犬種を見たことがありますか?
下手な絵ですが・・イメージ付きますか?
私も、12年前、初めて肉眼で見ましたよ。。。

「馬みたいな犬がいる~!?!?」

私も12年前、山原(やんばる)に住んでいたころ
「お~い!!馬みたいな犬がいる!!怖い!!」と
相棒が慌てて家に駆け込んできました。
外へ出てみると・・・
なんと「ボルゾイ」でした!!
当時「ボルゾイ」と言う犬種はとても珍しく
私も初めて肉眼で見ました。
元々、細身な犬種がさらにガリガリで・・
お腹が空いていたのでしょうか・・
フラフラ歩いていましたよ・・・
「お~お~」と半ば感動しながら見ていましたが
傍に、小学校低学年程の子供がいたので
追い払いました。。。

土佐犬(闘犬種)等の犬種と違い
「ボルゾイ」は穏やかな性格の犬種ではあるのですが・・
人は、大きな犬には恐怖心を持つことは仕方のない事でしょう。
「きっと・・すぐに・・保健所が来るんだ・・」と
思いながら・・・
追い払いました・・・・

飼い主とは???

12年前、相棒が「もう、可哀そう過ぎる・・」と
家に連れてきました。。
廃材と一緒に捨てられていたそうです。
ミルクを飲ませ人口保育していましたが・・・
一人・・また一人・・と下血して・・・
三人とも・・・亡くなりました・・・
ゴメンね・・・
力がなかったね・・・
次・生まれ変わったら・・
絶体、家に帰っておいでよ・・・

今でこそ、動物愛護協会が立ち上がってくれて
「動物虐待は犯罪です!!」と謳ってくれています。
でも・・・
12年前は、まだまだで、、、

私の知っている所に
ず~と括られている雌犬が居ました。
野犬に襲われたのでしょう・・・
子供が5匹出来ました。。
2匹は男の子で、3匹は女の子でした。
男の子は引き取られたのですが・・・
残った女の子たちは・・・・

1~2か月過ぎて・・・

可愛い盛りになったとき
(本当に、皆真っ白で、可愛かったです)
「檻に閉じ込められていました」
親犬の飼い主がいるので、私も強く言えませんでした。。
ご飯も上げていなかったようでした。
毎朝、こそこそとご飯を上げていましたが・・・
ある日・・突然・・居なくなっていました・・
主があげた、最初のご飯は・・毒入りでした

なんか・・・空っぽになった檻と・・・
その話を聞いた時(今・思い出しても・・)
心が痛くて・・・
「なんで!!どうにかしてあげられなかったんだろう?」
「もっと、強く言えばよかった!!」と
後悔しました・・・
だけど・・・今思えば、私の偽善ですね・・
結局は、どうしてあげることも出来なかった訳ですから・・
今でも、あの子達の「瞳」が、忘れられません・・・
「助けて!!助けて!!」と・・訴えていたのでしょう・・

保健所で働く人・・・

この飼い主は、
「どうして、子供が出来て困るなら
 避妊や去勢させなかったのでしょうか??」
田舎へ行けば行くほど、動物に対する知識が薄いと
思いました。。。
豚・牛ならするのに、こんなにそばに居る
犬・猫の事は考えないんだなぁ~と・・・
今でも、思い出すと辛い思い出です・・・
きっと、保健所で殺処分しなくてはならない人達も
毎日こんな思いをされているんだな~と
感じました・・・・・

苦しむものが、
無くなります様に・・・

犬は「吠える」だけではありません。
番犬より、今なら「カメラ」を付ければ
より、盗難被害を防げるでしょう。

また、猫は「ネズミ捕り」ではありません。
捕るなら「引っ付きもち」があります。
特に「猫は家に付く」と昔から言いますが
私の知る限り「猫は人に付きます」
犬と同じように、人になつきます。
人間と共に生活するなら
小動物の事を知る知識を持つことも
大切なことではないでしょうか?!?!

次回・第2章へ

・・to be continued・・


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