愛犬の余命を知った時・・貴方はどうしますか??私の選択は・・第三章   最終話

1:予防注射へ

翌年(2013年7月)頃
狂犬病の予防接種に、力(リッキー)と
犬夜叉(いぬやしゃ)を病院へ連れて行きました。
もう、この頃の力(リッキー)は
自力では立てなくなっていました。
殆ど歩くことも出来なくなっていて
どこかへ行くときは、いつも抱っこしていました。
沖縄と言う場所柄、異国の人も多く
体格の小さい私が、28Kg のゴールデンを
抱っこして病院へ行くと、大体2度見され
「Wow!!!」
と言う言葉をよく耳にしましたよ(笑)
また、異国の男性では
本当によくドアを開けて頂きました。
「さすがに紳士だなぁ~」と思いましたよ。
Thanks a lot  
       ( ´∀` )

コタツの中でくつろぐ力(リッキー)
奥で寝ているのは犬夜叉(いぬやしゃ)です。
やっぱり、ガラケーは画像が荒いですね(笑)

もう注射は・・要らない・・

力(リッキー)と犬夜叉(いぬやしゃ)が
呼ばれ、診察室へ入りました。
犬夜叉(いぬやしゃ)は
プチュー!と注射したのですが・・・
獣医さんに
「この子(力(リッキー))はもう・・
 注射の必要はないでしょう・・・」と
言われました・・・

私は
「どうしてですか・・?」と尋ねました。
獣医さんは
「もう・・高齢なので・・外へも行けないでしょう・・」
とだけ私に伝えました。
私は、なんだか【宣告】を受けたような
とても悲しい気持ちになった事を覚えています・・・

2:取り忘れ

2012年の秋ごろ、陰嚢・腫瘍摘出した時に
実は・・一つだけ取り忘れがありました。
大腿部(太もも)にあったのですが
その時は、あまり目立たず解らなかったのでしょう・・
日に日に大きくなってきて
2013年の初夏頃には3~4㎝程となり
また、盛り上がっていたので
座ったり・眠ったりする度に出血する様になりました。
その刺激でボコボコして
「もっと大きく成るんじゃぁ~ないかなぁ~」と
思いました。

再手術???

寝たり・座ったりする度に出血するので
「どうしようかなぁ~・・・」
「もう一度、手術するか・・・」
「いや・・今度麻酔掛けたら・・・」
「痛そうだしなぁ~・・・」と
色々思い悩みましたよ・・・
そして、考えたのが
局所麻酔での切除でした。
そんなことを数日考えていたころ
力(リッキー)の首にしこりがあることに
気づきました・・・・
私は
【アッ!!!】と思いました。

それは・・・
頸部リンパ節へ転移しているのではないか??
と言う事でした。

3:病院へ

2013年8月頃病院へ相談へ行きました。
私は獣医さんに
「先生・・力(リッキー)の首に
 コリコリしたしこりが・・・
 癌が転移してるのかなぁ~?
 それから・・・
 腫瘍が一つ取り忘れがあって・・
 毎回、座ったり・寝たりする度に
 出血して、いつも痛そうです・・
 取ることはできませんか?」
と尋ねました。
獣医さんは、力(リッキー)の
首を触診し
「恐らく・・
 リンパ節転移しているでしょう・・
 足の腫瘍は・・
 もう・・手術は難しいでしょう・・」
との事でした。
私は
「全身麻酔ではなくて
 局部麻酔ではできませんか???」
と、話しました。
獣医さんは
「人間と違って、麻酔が効いているのか
 解らないんですよ・・・」
と説明されました。
私は
「出血する度に大きくなって・・
 出血する度に痛そうで・・
 見ていて・・可哀そうで・・
 何とか局部麻酔で取って欲しいです・・」
「力(リッキー)は、絶対大丈夫です。
 暴れたりしません!
 頑張ってくれますよ!
 私が傍で抑えますから!」
と、しつこく訴えました。
すると、獣医さんは
「では、やってみましょう!
 力(リッキー)を抑えてられますか?」
と私に言いました。
私は
「はい!大丈夫です!!」
と、言い切りました。
獣医さんは
「後、2匹程診察があるので
 終わり次第切除しましょう!」
と、切除する事を承諾してくれました。

4:局所麻酔

暫くして手術室へ通されました。
ステンレスの台の上に
力(リッキー)を寝かせ
私は顔からお腹の部分を抑えながら
「力(リッキー)大丈夫・・
 一緒にいるからね・・」
と、繰り返し話しかけていました。
獣医さんは
「では、始めますよ・・大丈夫ですか?」
と言いながら、腫瘍の周りに
麻酔を注入し始めました。
「本当に麻酔が効いているかは
 切ってみないと解らないですよ・・」
と、私に再度説明されました。
獣医さんにかなりストレスをかけてしまったなぁ~
今思えば、
かなり無謀なお願いだったんでしょうね・・

たいしたヤツ

「取り合えず、これ位で・・
 一度メスを入れて、痛がる様なら
 麻酔を追加投与しましょう・・」
と、獣医さんはメスを入れました。
力(リッキー)は
一瞬ピク!としましたが
大人しくしていました。
半分ぐらい切除した時
痛かったのか
頻りに首を持ち上げるので
追加で麻酔薬を注入し
無事、切除する事が出来ました。
本当に、「たいしたヤツ」だったと思います。

まぁ~まぁ~痛かったWann!!Wann!!

5:告知

無事、切除が終わった後獣医さんから
「本当に利口な子ですよ。
 でも・・
 頸部はリンパ節転移でしょう・・
 恐らく・・もって・・
 3~6ヶ月程でしょう・・・」
と、告知されました。
私は
「解りました・・・」
と返事した後
帰り道・・
涙が止まりませんでした・・

・・・to be continued・・・

第二章NO2を読んで頂いて
素敵なコメントを頂きました。
作品を読んで頂き
本当にありがとうございます。



 

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