6:七宝(しっぽう)登場
ちよっと話が戻りますが・・・
2013年のお正月
家の相棒が、突然
「犬の夢見た!!!」と言い出し
力(リッキー)にも元気を出してほしい
と言う思いもあり
「これは、何かいい事があるかも・・・」と
何の根拠もない思い込みで
2013年1月26日譲渡会へ行きました。
そこで、出会ったのが七宝(しっぽう)でした。
犬と猫と暮らす
罹患と介護について
ちよっと話が戻りますが・・・
2013年のお正月
家の相棒が、突然
「犬の夢見た!!!」と言い出し
力(リッキー)にも元気を出してほしい
と言う思いもあり
「これは、何かいい事があるかも・・・」と
何の根拠もない思い込みで
2013年1月26日譲渡会へ行きました。
そこで、出会ったのが七宝(しっぽう)でした。
翌年(2013年7月)頃
狂犬病の予防接種に、力(リッキー)と
犬夜叉(いぬやしゃ)を病院へ連れて行きました。
もう、この頃の力(リッキー)は
自力では立てなくなっていました。
殆ど歩くことも出来なくなっていて
どこかへ行くときは、いつも抱っこしていました。
沖縄と言う場所柄、異国の人も多く
体格の小さい私が、28Kg のゴールデンを
抱っこして病院へ行くと、大体2度見され
「Wow!!!」
と言う言葉をよく耳にしましたよ(笑)
また、異国の男性では
本当によくドアを開けて頂きました。
「さすがに紳士だなぁ~」と思いましたよ。
Thanks a lot ❤
( ´∀` )
力(リッキー)と過ごし始めて
約2年過ぎたころ・・・
以前から陰嚢(タマタマ)が
大きく重そうだったのですが・・・
徐々に大きさが増大していき、
ますます歩き方が可笑しくなりました。
日が経つごとに、力(リッキー)は
元気になっていきました。
体力も回復し、体重も28Kg まで増え
首輪も抜けなくなりました。
体毛もモフモフになり、
気づけばどこから見ても
「ゴールデン・レトリバー」
に復活していましたよ。
( ´∀` )
退院後、力(リッキー)は、不思議そうに
私達や家の中を見回していたことを思い出します。
一番印象に残っているのは・・・
匂いかな~・・・
(消毒液と公園で住んでいるレゲーのおじさん達の
混ざった様な・・複雑な香りがしていましたよ。
1年程・・この香りは消えなくて
暇さえあれば、洗っていました。。。)
こんな状態ではありましたが、
食欲はすご~くありましたよ(笑)
一週間後の再受診日
体重も15~19Kgへ増えていて
「わ~~なんか・・元気なおじいちゃんになってる~!!」
と、病院のスタッフも喜んでくれました。
「もう、、立てないか・・と思ってましたよ・・」
「歩けるようになって、本当に良かったですね~」と
Drもスタッフも言ってくれました。
ただ・・
フェラリアは健在していて、お薬は必ず継続して内服し
半年後再検査をするように言われました。。。
でも、やっぱり首輪はブカブカで
仕事中は、犬夜叉と一緒に外へ繋げていました。
が・・・
夕方、帰ってくると、リードと首輪だけが
まるで、事件現場の様に残っていました。
「力(リッキー)!!力(リッキー)!!」と
ほぼ、毎日呼び返ししていましたよ。
名前はすぐ憶えてくれていたようで
ヨタ~ヨタ~と2ブロック先ぐらいから
ゆっくり歩いて帰ってきましたよ。
「田舎でよかった~・・」と
本当に思いましたよ。(笑)
「早く、頭が抜けないぐらい大きくなってくれぇ~」と
思っいながら笑っていました。。。
犬夜叉(いぬやしゃ)もそうですが
沖縄では、今でも「畜生」と言う考え方が多いようです・・
皆がそうではないのですが・・
特にお年寄りは「犬は番犬!!鳴けばいい!!」と
思っている人が、まだまだ多いのは事実です。
だから、ずっと括りっぱなしで散歩も行かず
躾もせず「ただ人が来れば吠える」だけの生き物です。
実際、現在でも
豚・鳥・牛・山羊等
畜産業は多いです。
昔から・・
それらを守るために使ってきたのでしょう・・・
文化ですから、それは十分に理解できます。
保健所への引き取り
(主又は主不明の犬の引き取り)は、
3年前でもワースト7位・殺処分ではワースト4位です。
猫はもっと酷いワーストで・・
猫は年2回の繁殖期があります。
一回の繁殖で4~5匹は生まれます。。
子猫から殺処分されています。。。。。
私も12年前、山原(やんばる)に住んでいたころ
「お~い!!馬みたいな犬がいる!!怖い!!」と
相棒が慌てて家に駆け込んできました。
外へ出てみると・・・
なんと「ボルゾイ」でした!!
当時「ボルゾイ」と言う犬種はとても珍しく
私も初めて肉眼で見ました。
元々、細身な犬種がさらにガリガリで・・
お腹が空いていたのでしょうか・・
フラフラ歩いていましたよ・・・
「お~お~」と半ば感動しながら見ていましたが
傍に、小学校低学年程の子供がいたので
追い払いました。。。
土佐犬(闘犬種)等の犬種と違い
「ボルゾイ」は穏やかな性格の犬種ではあるのですが・・
人は、大きな犬には恐怖心を持つことは仕方のない事でしょう。
「きっと・・すぐに・・保健所が来るんだ・・」と
思いながら・・・
追い払いました・・・・
今でこそ、動物愛護協会が立ち上がってくれて
「動物虐待は犯罪です!!」と謳ってくれています。
でも・・・
12年前は、まだまだで、、、
私の知っている所に
ず~と括られている雌犬が居ました。
野犬に襲われたのでしょう・・・
子供が5匹出来ました。。
2匹は男の子で、3匹は女の子でした。
男の子は引き取られたのですが・・・
残った女の子たちは・・・・
可愛い盛りになったとき
(本当に、皆真っ白で、可愛かったです)
「檻に閉じ込められていました」
親犬の飼い主がいるので、私も強く言えませんでした。。
ご飯も上げていなかったようでした。
毎朝、こそこそとご飯を上げていましたが・・・
ある日・・突然・・居なくなっていました・・
主があげた、最初のご飯は・・毒入りでした
なんか・・・空っぽになった檻と・・・
その話を聞いた時(今・思い出しても・・)
心が痛くて・・・
「なんで!!どうにかしてあげられなかったんだろう?」
「もっと、強く言えばよかった!!」と
後悔しました・・・
だけど・・・今思えば、私の偽善ですね・・
結局は、どうしてあげることも出来なかった訳ですから・・
今でも、あの子達の「瞳」が、忘れられません・・・
「助けて!!助けて!!」と・・訴えていたのでしょう・・
この飼い主は、
「どうして、子供が出来て困るなら
避妊や去勢させなかったのでしょうか??」
田舎へ行けば行くほど、動物に対する知識が薄いと
思いました。。。
豚・牛ならするのに、こんなにそばに居る
犬・猫の事は考えないんだなぁ~と・・・
今でも、思い出すと辛い思い出です・・・
きっと、保健所で殺処分しなくてはならない人達も
毎日こんな思いをされているんだな~と
感じました・・・・・
犬は「吠える」だけではありません。
番犬より、今なら「カメラ」を付ければ
より、盗難被害を防げるでしょう。
また、猫は「ネズミ捕り」ではありません。
捕るなら「引っ付きもち」があります。
特に「猫は家に付く」と昔から言いますが
私の知る限り「猫は人に付きます」
犬と同じように、人になつきます。
人間と共に生活するなら
小動物の事を知る知識を持つことも
大切なことではないでしょうか?!?!
次回・第2章へ
・・to be continued・・
早朝の出来事だったので、
職場へは
「急用が出来たので、午後から出勤します!!」
と・・・
連絡し、急いで動物病院へ行きましたよ。
ここからは、また、別のお話です。
もちろん、実話ですが、、、
もっと、、リアルですから、、、
「病」は
人間だけに起こるものではありません・・
生き物全てに「病」はおこりますよ・・